書籍(一般)

複雑系―科学革命の震源地・サンタフェ研究所の天才たち ★★★★

以前から気になっていたので読んでみました。内容は以下のキーワードから想像して下さい。 ・収束逓増 ・自己組織化 ・人工生命 ・創発 ・進化 ・相転移 って良く分かりませんよね(笑) ただ実際にある意味非常に分かりにくい本です。経済学、物理学、生物学…

フェルマーの最終定理 ★★★★★

今のところ唯一の5つ星評価です。「最強」です。内容に関しては、今更私が語ることはありません、amazonのレビューや他のブログでの評判を見てください。中学生レベルの数学が理解できれば、きっと楽しめます。小説以外で睡眠時間を削って読んだのはこの本ぐ…

ヤバイぜっ!デジタル日本 ★★★★

沢尻えりかさんと結婚された高城剛さんの著書。見た目、タイトル、文体はチャライですが、内容は素晴らしいです。非常に分かりやすく、著者の頭の良さが伺えます。個人的には、もう少しページ数を多くして、突っ込んだ内容にしてほしかったです。内容は、以…

奔馬 ★★★★

春の雪の続編。主人公は本多。前作とは打って変わって右翼的思想が強くなり、切腹に憧れる少年たちが出てきます。三島由紀夫も切腹に憧れているところが多分あったんでしょうね。切腹や、暗殺にはとうてい賛成できませんが、現代のモラルの欠如した世の中を…

春の雪 ★★★★☆

初めて読んだ三島由紀夫の本。難解な単語、言い回し、哲学思想と読み応えたっぷりの小説です。とにかく日本語が美しいです。川端康成も非常に美しい日本語を書くと思いますが、川端康成が「はかなさ」に重点を置いた日本語とすると三島由紀夫は「はかなさ」…

国家(下) - プラトン ★★★★☆

下巻では、国を支配する人々(政治家、官僚)は、哲学者でなければならないという話から始まります。理由は、この世の真実を知るのは、哲学者のみであり、故に正しく国を統治出来るのも哲学者のみであるという論法です。 そして、この哲学者が統治する国、優…

脳は何かと言い訳する ★★☆

「進化しすぎた脳」の池谷祐二さんの本です。「進化しすぎた脳」のような内容を想像していたので、ちょっと期待はずれでした。内容は科学エッセイです。日常生活における脳の働きみたいな感じです。悪くはなかったのですが、ちょっと内容が軽いように思えま…

国家(上) - プラトン ★★★★☆

世界で最も有名な哲学書の一つ。小難しい用語がいっぱいの本と思い、今まで読むのを避けていましたが、全て対話により話が進んでいき、口語口調なので大変読みやすいです。哲学書の入門に最適なのではと思います。内容はどういう国家が良い国家なのか、ソク…

普通のサラリーマンが年収1000万円になる方法 ★★★☆

ありそうでなかった本です。巷には年収1億円稼ぐ方法とか、独立企業する方法、外資系企業で年収数千万稼ぐ方法といった本はたくさんありますが、本書の目標年収は1千万、かなり現実的な金額ではないでしょうか? 方法論としても「ひたすら勉強する」「プライ…

まぐれ - 投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか ★★

著者は数理系トレーダーにして大学教授(専門は不確実性科学)。内容を一言で述べると「過剰に儲けているトレーダーは運が良いだけだ」です。このような肩書きの著者が言うと説得力がありますし、実際にそうだと思います。基本的に不確実性を身近な例を挙げ…

臆病者のための株入門 ★★★★☆

非常に面白かったです。寝る間を惜しんで読んでしまいました。これから株などの投資を始める人は必読です。 まず株はギャンブルであると言い切っています。そしてその前提で話が進められます。そして最終的にはインデックスファンドでマーケット全体に投資す…

Google経済学 ★★

「Google」というキーワードに過剰に期待してしまいました。検索以外に様々なGoogleの機能を用いて経済を分析していくような内容と思ったのですが、基本的には「Googleで検索すればこのような結果が得られて経済がよく分かりますよ」とい内容のものでした。…

書籍レビューに関する注意事項

今日から書籍レビューを始めていきたいと思います。一般書とIT関連書の2つに分けて私の読んだ本の感想を書いていきます。 ★〜★★★★★で点数を付けていきますが、点数はあくまでも読んだ後に私が感じものです。読んだ時期やそのときの気分に影響されています。…